とらや工房に行ってきました

「とらや工房」に行ってきました。
御殿場の街はずれにひっそりと建っていて、隣には、吉田五十八が設計した岸信介邸があります。

とらや工房は和菓子の老舗のとらやの実験的な店舗で、一切の宣伝を行わず「とらや」のHPにすら登場しません。
この御殿場の地で、「和菓子屋の元の姿」に向き合ってみようという事が構想の始まりだったそうです。

お客様とつくり手との距離を縮め、美味しさを伝えるために、自然環境のよい場所で和菓子をつくり、つくり手の想いに触れて頂くことが大切であると考えたそうです。

設計は三重県にある海の博物館や、ちひろ美術館を手がけた内藤廣さんです。

藁葺きの山門をくぐると、建物まではしばらく散策路を歩きます。



大切な物事は人里の喧騒から距離を置いたところで培われます。ここでの主役は菓子を作る職人なので訪れる人に多少の不便を強いても俗世からの距離感は必要だったと設計者の内藤さんは語っています。

林の中を抜けると、木造平屋のシンプルな建物が見えてきます。



半屋外の回廊を歩いていくと、ショップや喫茶にたどり着けます。



歩いている途中で工房も外から見えるようになっています。
外から工房をのぞいていると、菓子職人の方が挨拶をしてくれました。



こちらの工房では、いわゆるハレの日に用いるような和菓子は作ってなく、あくまでも日常的に食べる和菓子を作って販売しています。
ショップでは、木箱の中にどらやきや大福などの和菓子が入って売られています。わたしもきんつばや大福などを買ってきました。



喫茶の庭側は完全なオープンになっていて建具も入っていません。自然と向き合える空間となっています。



現在、埼玉県で木造平屋の保育園の計画をしている中で木造の建物を見に行こうと思い、「とらや工房」を訪れた訳ですが、建物はもとより外部空間、スタッフ、和菓子と、ただただ脱帽でした。

埼玉の保育園も、子供たちがのびのびと自然に触れ合いながら過ごせる園にしたいですね。



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