改修して保育園をつくります(建物のリサイクル)

先日、安藤忠雄さんの設計で横浜地方気象台が改修され供用を開始しました。1927年8(昭和2年)の建物を耐震補強し、所々創建時の面影を残した改修がされています。

横浜市では他にも数多くの歴史的建造物の保存・再生が行われています。
神奈川県庁(キング)をはじめ、横浜市開港記念会館(ジャック)、横浜税関本関庁舎(クイーン)、赤レンガ倉庫などがあります。

神奈川県庁(キング)↓


横浜市開港記念会館(ジャック)↓


赤レンガ倉庫↓


歴史的建築物ではないのですが、つい先日、マリンタワーもリニューアルオープンしました。

横浜市では、「歴史的建造物制度」を設け、建物の保全を積極的に行っています。
保全する上で重視しているのが「外観の保全」です。つまり、街並みの形成に貢献する建物を登録・認定し、外観が守られれば内部の改修は問わないと言うものです。

パリの建物保全に似たような考え方です。(パリほど厳しくはないですけど・・・)

歴史的建造物ではないにしろ、まだ使用できる建物を改修して別の用途に使う事が増えています。
横浜事務所では現在5件の保育園の設計が進んでいますが、その中で1件は既存ビルを改修して保育園にするというものです。

以前は事務所ビルでしたが、60人規模の認可保育園に改修します。
改修で難しいのは、既存の間仕切りによる制限です。乾式(軽鉄下地)の壁なら問題ないのですが、コンクリートの躯体の壁は変更が難しいので、既存の間仕切りをうまく利用して部屋の配置を行う必要があります。

もう一つ難しいのが水廻りです。既存で水廻りがあった場所にまた便所などを配置できれば良いのですがそうはうまくいきません。
いろいろ難しい点は他にもあるのですが、来年の春には60人の子ども達を受けいれる事ができそうです。

改修は手間も時間もかかりますが、コスト的には新築よりかなり安く出来ますし、何よりもリサイクルと言う点ではエコにもつながります。
以前小学校の空き教室やテナントビルを保育園にした事もありますが、改修もこの先増えていくと思います。



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