国際福祉機器展に行ってきました


昨日は、東京ビッグサイトで催されている国際福祉機器展に行ってきました。

10時前にはついたのですが、すでに大勢の人でにぎわっていました。

混む前に会場に入りましたが、それもつかの間。
すぐにまっすぐ歩けないほどの混雑ぶりです。



会場は、ビッグサイトのメイン通路をはさんンで2か所に分かれていて、
全部を見るのには1日では足りない規模です。

今回の機器展は、現在設計中の障がい者入所施設に入れるユニットバスやリフトなどを見ることがひとつの目的です。

お施主様と同行して、一緒に説明を受けました。



使う側としての質問や意見交換をメーカーの方されていましたが、やはり使ってみないとと言う事です。



椅子の乗りここちや、操作性、安全性など、実際使ってみて初めて分かることが多々あります。ただ、利用者さんに使っていただかないと最終的には、メーカーさんに施設に来ていただいてデモンストレーションをしていただくことにしました。

ユニットバスもそうでしたが、他の機器もどんどん進歩して使いやすくなっていることを感じます。長く使っていくものなので、さまざまな角度から検証し、採用していく必要があります。


来場者は業種別(メーカーや設計事務所、施設関係者など)に色別のシールをわかる位置に貼るのですが、意外と一般の来場者が多いことに驚きました。また、駐車場には全国各地のナンバーの車がとまっていたことにも驚きです。

あらためて、福祉業界に携わる方々の多さを感じるとともに、今後ますますニーズの高まりが予想されます。











障がい者施設 まーさ・金親ビルの地鎮祭


大田区で障がい者施設の工事が始まります。

施設の内容は、運営を行うNPO法人のスペース、ケアホーム、共同住宅といった盛りだくさんの施設です。



狭い敷地ですが、最大限スペースを有効に使えるようなプラン構成となっています。
1階のNPO法人のスペースはちょとしたショップと地域の方も使える会議室が入る予定です。

地域と密着し、開かれた駅前の障がい者施設となる予定です。



昨日は地鎮祭に出席してきました。



社長の安藤が鍬入れをさせていただきました。

昨今の工事費の高騰により、なかなかここまでたどり着くのに時間を要しましたが、地鎮祭を執り行う事ができてほっとしました。

敷地も狭く、前の環八も交差点があるので工事も難しそうですが、3者協力をして良い建物を造りたいと思います。







知的障がい者入所支援施設の近隣説明会

昨日は、茨城県土浦市で計画中の尚恵学園の障がい者入所支援施設の近隣説明会があり、
日曜日の夜7時という時間にもかかわらず、数名のご近隣の方にご出席いただけました。

理事長様の挨拶の後、施設の計画案の説明、質疑応答を行いました。

今までの経験からいうと、障がい者施設の建設にご理解頂けない事も有り、
必要性は理解しているが外の場所で建設してほしいとの声を説明会でよく聞きました。

今回の敷地は、東側に県立高校、南側は県道、北側と西側に住民の方がお住いの家が立ち並ぶ環境にあります。

隣接の住民の方もご出席いただき、ご意見を頂戴しましたが、建設にご理解頂けた事がたいへんありがたい事でした。
ただ、やはりプライバシーや安全面についてのご心配の事もありますので、今後よく話し合い地域の方々に受け入れて頂けるよう努力をしていきたいと思います。

計画では、広場と防災備蓄倉庫の設置を予定しています。災害時には近隣の方々も受け入れができるような計画です。また、施設のお祭りなどのイベント時にも来ていただけるような配置計画を行っています。

まだ話は煮詰まっていませんが、隣接の高校ともお互いの交流ができるようなお考えも法人様はお持ちなので、ぜひそうなっていけると良いと思います。

地域とのより良い関係を築き、ともに暮らしていけることができれば何よりうれしい事です。

それには、尚恵学園の住田理事長がおっしゃってる「利他の心」(他人の利益を重んじ、他人が利益を得られるように振舞おうとする人を思いやる心。)が必要だと思います。

そういった意味で、近隣の方への配慮も障がい者施設に限らず建築には大切な要素だと感じます。「利他の心」については、弊社会長の日比野からも日々言われている事であるので、自分もそうなれるよう頑張りたいと思います。努力努力!









知的障がい者入所支援施設の設計

茨城県土浦市で建設予定の、知的障がい者入所支援施設の設計を進めています。
全体の配置、平面はおおむね方向性が定まってきました。

今は模型を用いて、屋根のかけかたの検討を行っています。



数種類の屋根の模型を作り、検討をします。
デザイン、構造、機能、コストなど、様々な角度から屋根形状と材質を決めていきます。

今回の施設づくりにおいて特に大切にしていることは、「家」の雰囲気を出していくことです。

施設全体としてはそこそこの規模になりますが、「家」のスケール感を大切に空間づくりをしてきたいと考えています。

今後は細かい部位、特に水まわりや家具、安全面などの検討を行い、基本設計をまとめていく予定です。









社会福祉法人県央福祉会設立30周年記念式典

昨日は、日頃お世話になっている社会福祉法人県央福祉会様の30周年記念式典に出席させて頂きました。

県央福祉会は、大和を中心に老人・障がい福祉事業を多岐に渡り運営されています。
佐瀬理事長が、38年前に障がいを持つ子供たちの相談事業を始め、数年後に法人格を取り、そして今年で法人設立30年ということですが、佐瀬理事長をはじめ、来賓の皆様のお話を伺っていると、今日に至るまでの道のりは、たいへんなご苦労をされたことがわかりました。




今では事業所の数は大小合わせて95か所、約3300名の方が施設を利用されているそうです。
職員の数は非常勤の方を含めると約1000人との事です。一般企業で言えば大企業の規模です。

数か所の事業所では、パンやクッキー、バームクーヘン、レトルト食品、豆腐、餃子など
の食品や、清掃作業、アクセサリーの制作販売、マッサージなど、さまざまな事業展開をされています。



会場の片隅で、利用者の障がい者の方々が作った商品の展示・販売が行われていました。
私もいろいろ頂きましたが、ほんとうに、美味しいんです。


会場では、以前お世話になったお客様にもお会いできました。
初めて障がい者施設を担当させて頂いたお客様や、直近のお客様にもお会いすることができ、懐かしい話に盛り上がりました。

ご縁は大切にしたいです。

改めてこの場を借りて、県央福祉会様の30周年を心よりお祝い申し上げると共に、今後のますますのご発展を祈念したいと思います。

ありがとうございました。




















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